BCPの必要性

大地震が発生した際、社員の命を守りながら会社を継続するには、今までの防災対策だけで充分でしょうか。防災対策で人命は守られます。それは最低限やらなければいけない事です。では、会社はどうでしょう。被害が甚大過ぎてそのまま再開ができなければ、会社は倒産し社員は路頭に迷うことになります。大地震が発生しただけで今まで培った信頼と信用や実績も一瞬で失うという事です。例え数か月後に再開できたとしても今まで同様に取引してもらえるのでしょうか。こういう状況に陥らないためにもBCPが必要なのです。平時の今BCPを策定することで、大地震発生時、大切な人命も守りながら会社の優先業務を継続・再開することで、顧客や取引先からさらに信頼と信用を獲得できるのです。既に建設業界では、BCP策定は必須の計画であり、入札の際、BCP策定済だと点数が付き有利になります。災害拠点病院では、BCPが未策定だと災害拠点病院の指定から外されてしまいます。また経産省は「BCPは経営戦略のひとつだ」と明言しています。